親が亡くなった後の供養整理|墓仕舞い・仏壇の魂抜き・永代供養を実際にやって分かったこと

closing_a_family_grave 社会・生活
※うーもカフェイメージ

はじめに

「親が亡くなったあと、お墓や仏壇はどうすればいいのか」

これは、いざその立場になって初めて分かる悩みでした。

私の父は、60歳という比較的若さで亡くなりました。

それから約30年、静岡に住んでいた母が一人で

  • お墓の管理
  • 仏壇のお世話
  • 法事や供養

を続けてきました。

近所のお寺の檀家となり、お墓を建て、仏壇を購入し、長い年月をかけて供養を続けてきたのです。

しかしその母も、今年で85歳。少しずつ体調を崩すことが増えてきました。

そして今年、母は静岡を離れ、東京で私と同居することになりました。

そこで現実的に向き合うことになったのが、

「地元の墓と仏壇をどうするか」

という問題でした。

〓この記事のポイント

  • 墓仕舞いはどうするのか
  • 永代供養はどうするのか
  • 仏壇は捨てられるの?

30年続けてきた供養をどうするかという決断

母はこれまで約30年間、一人で供養を守ってきました。

お盆やお彼岸には必ずお墓に行き、家では毎日仏壇に手を合わせる。

その姿を見てきたからこそ、

「これを自分たちの代で終わらせていいのか」

という迷いもありました。

しかし現実として、

  • 静岡に戻る予定はない
  • お墓を守る人がいなくなる
  • 仏壇も維持できない

という状況でした。

母とも何度も話し合い、最終的に

  • お墓 → 墓仕舞いして永代供養へ
  • 仏壇 → 魂抜きをして処分

という決断をしました。

墓仕舞いの流れと実際にかかった費用

今回のお墓は、静岡にある曹洞宗のお寺の共同墓地でした。

まずはお寺に相談し、事情を説明しました。

住職も理解してくださり、穏やかに話を進めることができました。

実際の流れ

  • お寺へ相談
  • 閉眼供養(墓仕舞い)
  • 墓石の解体・撤去
  • 遺骨の移動

費用の内訳

  • 墓石の解体:約18万円
  • お布施(墓仕舞い+仏壇魂抜き):約4万円

合計:約22万円

墓仕舞いと閉眼供養の日は、母・妹・私の3人が久しぶりに集まりました。

お墓の前で手を合わせ、読経していただく時間は、ひとつの区切りのように感じられました。

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永代供養を選んだ理由

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墓仕舞いのあと、遺骨は永代供養にしました。

永代供養とは、お寺が家族の代わりに供養と管理をしてくれる仕組みです。

選んだ一番の理由は、

「将来の負担を残さないため」

でした。

30年間、母が供養を続けてきた大変さを見てきたからこそ、同じ負担を次の世代に残したくないと感じました。

費用は

永代供養:約30万円

でした。

迷いもありましたが、今は「これで良かった」と感じています。

墓仕舞いの費用は地域や石材店によって差があります。

一括見積もりを取ることで、適正価格が分かります。

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仏壇の魂抜きと処分で苦労したこと

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仏壇は大きな床置きタイプでした。

大きさは概ね、台座と2段に分かれるタイプでしたが、トータルで高さ157cm、横幅100cm、奥行き45cm。

母親に聞いたところ父親が亡くなったときに、祖母と一緒に仏具屋さんに行き50万円で購入したものだそうです。

魂抜き(閉眼供養)

墓仕舞いと同じ日に行いました。
墓仕舞いにはお寺まで母親と妹と一緒に20分ほど歩いていきましたが、墓仕舞いの法要が終わったあと、親切にも住職さんの車に同乗させていただけたので車で実家に向かいました。

  • お布施:約4万円(まとめて)

でした。

仏壇処分で苦労したこと

最初はネットで業者を探しましたが、

  • 静岡は対応外
  • 引き取り5万円

と言われ、かなり驚きました。

最終的な解決方法

地元の仏具店に相談したところ、

  • 6,000円で自宅まで引き取り

という良心的な価格で対応してもらえました。

地元のお店に相談して本当に良かったと感じました。

仏壇処分は業者によって費用が大きく変わります。

私のように「5万円」と言われることもあれば、6,000円で済む場合もあります。

事前に複数社を比較することで、無駄な出費を防げます。

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供養を終えて感じたこと

供養を終えたあと、母・妹・私の3人で食事に行きました。

久しぶりに家族でゆっくり話す時間でした。

そのときに感じたのは、

「やっと一区切りついた」

という安心感でした。

母もどこかホッとした様子で、長年背負ってきたものを下ろせたように見えました。

まとめ:墓仕舞い・仏壇の魂抜き・永代供養で大切なこと!

供養の形は時代とともに変わっていきます。

大切なのは、

「家族が納得できる形を選ぶこと」

だと思います。

もちろん、「夫婦で同じ墓に入る」という日本古来の考え方もあると思います。
最近では海洋散骨という形を取られるご家族も増えていると聞きます。

もし今、実家のお墓や仏壇のことで悩んでいる方は、早めに家族で話し合うことをおすすめします。

親が亡くなった後の供養整理は「いつか」ではなく「今」向き合うことで、家族全員が安心できます。

よくある質問

Q. 墓仕舞いはいくらかかる?

→ 約10万〜50万円(今回は22万円)

Q. 仏壇はそのまま処分できる?

→ 魂抜きをしてからが一般的

Q. 永代供養の費用は?

→ 約10万〜50万円(今回は30万円)

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